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  テーマ 176 “部下との対話時の聴き方、対応のあり方
         

■部下の真意を聴き、部下のエネルギーを受け入れる

7つの習慣のステーブン・R・コヴィ氏は、
「影響を与えようと思ったら、まず影響を受けること」
と言っています。

部下育成のためには、部下のことをまず知ること、
理解することが必要となります。

部下のことを知り、理解するためには、
部下の話を聴くことが重要となります。

聴くという字は、14の心で耳を傾けると書きます。
また、聴くという字は、耳と目と心で、できているとも言います。

心を傾け、部下の心を聴く、
部下の真意を聴きとることが必要となります。

別な側面で捉えると、部下の心を聴く、
部下の真意を聴きとるということは、
部下のエネルギーを受け入れるということになります。

自分とは、違ったエネルギーを受け入れるのは、
精神的にも肉体的にも大変な面がありますが、
上司となった以上はそういう覚悟も必要です。

ナポレオンは部下の人に、「自分は大切にされている」と
思わせるのがうまかったといいます。

野営地を歩き回っては、士官を名前で呼び、
親しく話をしながら、故郷のことや、家族について尋ねたり、
その士官が参加していた戦いについて論じたりしたとのことです。

ナポレオンが部下たちに関心をよせ、
共に過ごす時間に比例して、

部下たちの軍隊に対する帰属意識が高まり、
強い軍隊ができたとのことです。

一般的には、部下の方との面談では、
上司の方の「聴く話すの割合」を

「8対2の割合」にすると、部下の方は話ができた、
話を聴いてもらえたという感覚を持つとともに
自分の考えの整理もつき主体的な姿勢を持つようになります。

基本的には部下の方は、上司の期待に応えようと頑張ります。
部下が成果を上げた時は、大きな称賛を与えます。

部下の方は、上司の心からの称賛に満足し、
仕事に対する愛着心や誇り、モチベーションを高めます。

■管理職者としての「優しさ」と「厳しさ」のバランス

2500年前の書かれたとされる孫子の兵法の中に
リーダーに必要とされる条件の一つとして、
「仁」と「厳」というのがあります。

「仁」と「厳」の意味合いとしては、
下記のようなことになります。

部下と相対するときには、組織の長としての
人間味と厳しさのバランスのとれた対応が必要となります。

「情としてはしのびなくても」、集団の規律のためには、
厳しい態度を部下にとらざるを得ないときもあり、

また人としての心が理解できず冷徹なだけでは
部下はついてこないという状況となります。

部下に対する「仁」と「厳」の関係は、
「仁」がなければ部下はついてこない、「厳」がなければ、
集団の統制がとれないということになります。

「三国志」の故事の中に
「泣いて馬謖を斬る」という話があります。

蜀の武将である馬謖が、街亭の戦いで
諸葛亮の命令に背いて惨敗しました。

この責任をとり馬謖は処刑されることになるのですが、
愛弟子の馬謖の処刑に踏み切るにあたり
諸葛亮は涙を流したという話です。

「どんなに優秀な者であっても、法や規律を曲げて
 責任を不問にすることはできない」
との意味合いに使用されます。

アメリカの小説家レイモンドチャンドラーの
プレイバックという小説の中に

「男は強くなければ生きていけない、
やさしくなければ生きていく資格がない」
という言葉がでてきます。

このような先達者の言葉より、管理職者の条件として、
優しさと厳しさという感情をきちんと持ち合わせ、

それぞれの場面できちんと発揮できる、
人としての感情の豊かさ、バランスのよさが
必要であることが分かります。

管理職者の方は、「優しさ」と「厳しさ」の
必要性を念頭において、
部下の方とコミュニケーションをとることが必要となります。